一般社団法人リマポエポエへの道のり①

なぜ私が障害のある人とない人をつなぐ活動をするのか訊かれて

「子どもの頃から障がいのある人と過ごすことが好きで」というたびに怪訝な顔をされる

こだわりと感受性のとても強かった子どもの頃の私は、

周囲の気配・色彩・匂い・他の人には聴こえない音・・等々いろんなことが気になり

とにかく何をするのも遅く、「みんな」と同じにはいかなかった

今のように子どもの特性が尊重される時代ではない

私のしたいことをしたり、思ったことを言うととにかく怒られ、正された

「みんなを見てごらん」

周りの大人の表情や声色から他の子と違う私は変なのだ、と自覚してからは

そのままの自分では育ててもらえないか、どこか遠くへ連れて行かれる気がして

そのことが恐くて、本来の私を封じ込めた・・多分とても上手に

どんな時も「みんな」に溶け込むことを一番に意識して、

そう振る舞って生きてきた・・こっけいかも知れないが、私は必死だった

特性のあるお子さんを育てるお母さんの困りごとを聴いていると

あの頃のことがよみがえる

あの頃の自分の見ていた風景や感じたことを話すと、お子さんのことについて

「そういうことなんですね」と言って笑顔になって下さる方が出てきた

そんな私が活動したり、お話しさせて頂くことで

障害があったり、強い特性があることでそのままでは生きづらい方や

自分やお子さんに対する不安のある方の心が、少しでも軽くなるといいと願う

困る、のではなくてその特性を楽しんでくれるといいと思う

だって実際彼らと過ごしていると楽しいことがいっぱいある

障がいがある人とない人

その中間みたいな所で生きている者として

その間を行き来しながら、おつなぎ出来ると嬉しいと思っています

一般社団法人リマポエポエへの道のり②へ続く

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