
なぜ私が障害のある人とない人をつなぐ活動をするのか訊かれて
「子どもの頃から障がいのある人と過ごすことが好きで」というたびに怪訝な顔をされる
こだわりと感受性のとても強かった子どもの頃の私は、
周囲の気配・色彩・匂い・他の人には聴こえない音・・等々いろんなことが気になり
とにかく何をするのも遅く、「みんな」と同じにはいかなかった
今のように子どもの特性が尊重される時代ではない
私のしたいことをしたり、思ったことを言うととにかく怒られ、正された
「みんなを見てごらん」
周りの大人の表情や声色から他の子と違う私は変なのだ、と自覚してからは
そのままの自分では育ててもらえないか、どこか遠くへ連れて行かれる気がして
そのことが恐くて、本来の私を封じ込めた・・多分とても上手に
どんな時も「みんな」に溶け込むことを一番に意識して、
そう振る舞って生きてきた・・こっけいかも知れないが、私は必死だった
特性のあるお子さんを育てるお母さんの困りごとを聴いていると
あの頃のことがよみがえる
あの頃の自分の見ていた風景や感じたことを話すと、お子さんのことについて
「そういうことなんですね」と言って笑顔になって下さる方が出てきた
そんな私が活動したり、お話しさせて頂くことで
障害があったり、強い特性があることでそのままでは生きづらい方や
自分やお子さんに対する不安のある方の心が、少しでも軽くなるといいと願う
困る、のではなくてその特性を楽しんでくれるといいと思う
だって実際彼らと過ごしていると楽しいことがいっぱいある
障がいがある人とない人
その中間みたいな所で生きている者として
その間を行き来しながら、おつなぎ出来ると嬉しいと思っています
一般社団法人リマポエポエへの道のり②へ続く